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かぜについて

1月から12月に移り始め、そろそろ寒さが本格的になってまいりましたね。

皆さんの装いもすっかり冬という感じになってきました。

 

 

そうなると気を付けなくてはならないのが風邪対策です。

 

 

意外と知っているようで知らない、奥深いのが風邪です。

風邪とは、「急性上気道感染症」、もしくは「急性上気道炎」と呼びます。

 

 

上気道とは鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭までを言い、簡単に言うと「鼻とノド」のことです。

そして風邪のほとんどはウイルスが原因で、細菌ではありません。

「かぜウイルス」とは聞きますが、「かぜ菌」とは聞かないと思います。

 

つまり風邪とはほとんどの場合は「鼻やノドにウイルスが感染して起こった症状」の事を言います。 

 

 

細菌とウイルスは、実は全く違う生物なのですが、意外と混同されている事があります。

 

違いはまず大きさ。

細菌はウイルスと比べて数十倍から百倍ほど大きいです。

また、細菌は自分の力で増殖できますが、ウイルスは他の生物の中に入って寄生しないと増える事が出来ません。

水に濡れたスポンジで細菌は増殖できますが、ウイルスは増える事が出来ません。

 

さらに重大な違いは、抗生物質は細菌には効きますが、ウイルスには効かないということです。

 

抗生物質はウイルスに効かないだけでなく、逆に大切な腸内細菌を殺してしまって下痢になったり、薬剤耐性を持つ細菌が生まれてしまったりしてデメリットが多いため、病院でも風邪に抗生物質を出さない所が増えてきました。

 

一方、抗ウイルス薬はあまり開発できておらず、抗ヘルペス薬や抗インフルエンザ薬などしか一般的には処方されません。新型コロナウイルスに対するお薬も種類が多くあるとは言えないのが現状です。

 

では、ほとんどの風邪の原因であるウイルスを退治するのは一体何かと言えば、それは自分の免疫細胞、つまり白血球になります。

 

白血球にはいくつかの種類があります。

 

異物(細菌やウイルス)が侵入してきたことを他の白血球に知らせる細胞、ウイルスと戦う細胞、強力な武器(抗体)を持つ細胞…等々があり、それら白血球たちはそれぞれが連携し、ウイルス等異物を排除してゆくのです。

 

また、風邪の諸症状でくしゃみ、咳、鼻水、発熱などがありますが、それらは体を守るために起こっている防御反応です。

 

くしゃみや咳、鼻水は入り込んだウイルスを物理的に排出する為に。

発熱は白血球の数をふやしたり活性化させたりし、血流を良くして感染箇所へ白血球が素早く移動させる為に起こっています。

 

この感染箇所に血液や免疫細胞が集中して起こっている状態を炎症と呼んでいます。

 

若年期には新陳代謝が盛んなために防御反応(熱やくしゃみなど)が強く出る事が多いです。

逆に老年期は防御反応が起きにくいため、感染していも熱やくしゃみなどがあまり出ない事があります。

 

 

ウイルスの排除が終了して、もうこれ以上熱を上げなくて良いという段階になったら、体は速やかに熱が下げてくれます。

風邪の時に解熱剤で無理に熱を下げなくてよいと言われるのは、この「発熱は体の防御反応」という理屈からなのです。

 

逆に下げるべきでないタイミングで熱を下げてしまうと、一時的に体は楽になりますが、ウイルスが残ってしまう事で体調不良が長く続いてしまう原因にもなり得ます。

 

ただし、異常な高熱が急に出たり、持続するようなら通常の風邪ではない可能性がありますので、その時は医療機関の受診をお勧めいたします。

 

 

当店では、風邪は基本的に漢方薬をお勧めしています

 

漢方薬は自分自身の防御反応を助ける働きをしてくれますので、安全性が高く、強い免疫を獲得していく事ができます。治癒までの時間が短く、治ったあとはすぐに通常の体調に戻ってくれるのです。

 

眠気を誘発する成分が入っていないので、仕事や勉強などの邪魔になりません。

これから大事な受験がある、という場合でも眠気を引き起こしませんので使いやすいと思います。

 

有名な葛根湯などは、体を温めてくれる働きがありますが、それはウイルスの感染部位に血液や免疫細胞が集まるのをサポートしてくれているのです。

 

 

当店の葛根湯は顆粒や錠剤だけでなく液体タイプがあり、使い分けが可能です。

 

 

葛根湯の他にも風邪の時期によって使い分ける色々な漢方薬が揃っています。それらを予防の為にご家庭にいくつか揃えておくと安心です。

 

風邪のシーズンが本格化する前に、ぜひご相談下さい。